釣りはじめから2時間が経過して灯台周りのA級ポイントでは
セイゴの猛アタックで状況に変化無し。
日の出まで1時間と言うところで強めの北西の風が吹き
沖堤防の表面がざわつき始めた。
今回がファイナルだからダメ元で…っと月明かりだけで真夜中の
落とし込み釣りを始めました。(ラインが見えずに落とし込みは邪道)
灯台周りより明らかにアタリは少なく底にまで餌が届けられそうです。
落とし込みを始めて15分後、セイゴとは異なるアタリが…
モゾモゾ…(ぼったくらない)聞き合わせで合わせると
重量感がある重みのあるアタリでスリット内に逃げ込もうとする。
「え?奴か?」
昨今、40cm級の底物狙いなので超硬+ハリスフロロ1.2号は
秋口パワーが増したはずの奴とのバトルも余裕ただ…
「おーい。O次長!網を頼む網を…」
落とし込みで沖堤の中心ぐらいの位置から深夜大声で
灯台先のO次長を呼びつける。
O次長 「なんなんすか…抜けないんですか?」
パントレ 「あほ…こんな抜けるわけないわ。」
O次長 「仕方ないですね。」
パントレ 「おっこれは40あるかも…」
O次長 「マジですか…最終戦は絶対俺の勝ちだと思っていたのに…」
パントレ 「おおーこれなら年賀状写真に使えそうだ。」
一般的に黒鯛釣り師は産卵直後の初夏の鯛より越冬備えた秋鯛の方が
パワフルと言われているが最近大鯛から見放されて
40cm級のキジハタ、クロソイばかり釣っていると久しぶりの
40級黒鯛の引きは?マーク…奴らの引きのが強いなぁ。
一尾仕留めたらもう余裕で朝食タイム。
O次長 「余裕っすね。」
パントレ 「欲張らない。頑張って君釣ってくれ。明け方縞々を狙ってみるよ。」
O次長 「もう鯛は居ないすかね。」
パントレ 「この時期はチンタならまだ居るんじゃね。」
O次長 「チンタなんか要りません。」
夜明け後はいつものステンレス針まで食い尽くす奴と
秋特有の黒の襲撃を受け自然とセイゴのアタリは遠のいていく。
でもグレってめっちゃ引きはイイですよね。
20級だと一瞬網が必要か迷ってしまいます。
去年は罰ゲームでO次長にグレを持ち帰らせましたが
今回ファイナルはセイゴ~マダカが沢山いるのでグレは
オールリリースで良いでしょう。
私は日の出後、グレとフグで全弾餌を使い果たして魚の〆作業に入りました。
そしてO次長の餌切れを待って記念撮影。
この写真は2024年年賀状に使いましょう。
音楽も今年ファイナルで流しましょう。